
はじめに
本記事を執筆している2026年5月12日(火)、金融市場はまさに「嵐の前夜」とも言える状況にあります。
今週だけで、世界経済を左右しかねない重大イベントが3つ同時に重なっています。
- 5月12日(本日) — 米国・4月消費者物価指数(CPI)発表
- 5月14〜15日 — 米中首脳会談(北京)
- 5月15日 — FRB議長交代(パウエル氏→ウォーシュ新議長)
これだけのイベントが1週間に集中するのは異例のことです。そしてその結果がどう転ぶか、現時点では誰にもわかりません。
こうした状況を見て、「やっぱりもう少し様子を見てから」と思われる方も多いでしょう。しかし今回の記事では、あえて逆のことをお伝えしたいと思います。不確実性が高い時こそ、動ける人が強い——その理由を解説します。
今週の3大イベントを整理する
① 米国・4月CPI(5月12日)
インフレが再燃しているかどうかを測る重要指標です。トランプ関税の影響が物価に本格的に反映されはじめているとすれば、FRBの利下げ観測はさらに後退し、ドル高・円安圧力が強まる可能性があります。一方、インフレが落ち着いていれば、利下げ期待が戻り、ドル安・円高に振れることもあります。結果次第で為替が大きく動く可能性があります。
② 米中首脳会談(5月14〜15日)
本来3月末に予定されていたトランプ大統領の訪中は、イラン軍事作戦を理由に先送りとなり、今回の北京での開催に至りました。両国間では足元で中国が米国の通商慣行への報復調査を開始するなど、緊張が再び高まっています。この会談が融和的なトーンで終われば市場は安堵しますが、決裂・物別れとなれば、株式市場はまた大きく揺れる可能性があります。
③ FRB議長交代(5月15日)
15年ぶりとなるFRB議長の交代です。パウエル議長の後を受けるウォーシュ新議長がどのようなスタンスで金融政策に臨むのか、市場は固唾を飲んで見守っています。利下げに積極的かどうか、インフレへの姿勢はどうか——就任直後の発言ひとつで市場が動く可能性があります。
「様子見」が合理的に見えて、実は損な理由
これだけの不確実要因が重なると、「イベントが終わってから落ち着いて考えよう」と思うのは、人間として自然な心理です。
しかし、少し立ち止まって考えてみてください。
今週のイベントが終われば、不確実性はなくなるでしょうか?
答えは、おそらく「No」です。CPIが発表されれば次の指標への懸念が生まれ、首脳会談が終われば次の交渉ラウンドが始まり、新FRB議長が就任すれば今度はその政策の行方が気になる。不確実性は、終わるのではなく「次のもの」に置き換わり続けます。
これは昨年からずっと続いていることです。2025年4月のトランプ関税ショック、2026年2月の中東ショック、そして今また新たな波乱要因——「落ち着くタイミング」を待ち続けている間に、1年以上が経過してしまいます。
資産運用の世界で広く知られる格言があります。
"Time in the market beats timing the market." (市場にいた時間の長さが、タイミングを計ることに勝る)
完璧なタイミングを待つより、1日でも早く運用をスタートした人の方が、長期的には有利になる——これは数十年にわたるデータが裏付けている事実です。
海外在住の日本人にとって、今が「特別な理由」
もう一点、大切なことをお伝えします。
海外に住んでいる「今」は、日本にいる時には手が届かない金融商品にアクセスできる、非常に貴重な時期です。香港の米ドル建て貯蓄型保険がその代表例です。日本の金融規制の関係上、日本の金融機関がこうした商品を日本居住者に案内することは原則できません。
海外在住という「今この立場」を活かせる期間は、永遠には続きません。転勤が終われば、赴任期間が終われば、その機会は一度閉じることになります。
「戻る前に何かしておきたい」と思っている方は多いのですが、それが「今週のイベントが終わってから」「来月の相場が落ち着いてから」と先送りになり続けているうちに、気づけば帰国の日が来てしまった——そういった話は、決して珍しくありません。
なお、「すでに日本に帰国してしまった」という方も、状況によっては選択肢がないわけではありません。まずはお気軽にご相談ください。
香港の米ドル建て貯蓄型保険が、今の環境に向いている理由
この商品が今の環境に特にフィットする理由を、改めて整理します。
① 為替リスクの分散になる
円相場は足元で159〜160円台と高止まりしています。米ドル建ての資産を持つことは、日本円の価値下落に対する有効なヘッジになります。
② 日々の相場に振り回されない
2年払いまたは5年払いで保険料を払い込んだ後は、長期にわたって自動的に運用が続きます。毎日株価を見て一喜一憂する必要はありません。「今週のCPIが…」「首脳会談の結果が…」という騒ぎに巻き込まれることなく、じっくりと資産を育てることができます。
③ 時間が長いほど複利が働く
払い込み完了後も運用は続きます。今日始めた場合と1年後に始めた場合では、複利効果の差が最終的な受取額に明確に出てきます。「どうせ長期運用なのだから1年くらい関係ない」と思いがちですが、複利の世界では1年の差は思った以上に大きいのです。
こんな方にこそ読んでほしい
- 「何かしなければ」と思いながら、ずっと様子見が続いている方
- 日本円・日本株だけに資産が偏っていて、不安を感じている方
- 海外在住の期間が残り少なくなってきた方
- 老後の資金・お子様の教育資金を、長期で準備したい方
まとめ
今週は米CPI・米中首脳会談・FRB議長交代という3つの重大イベントが重なっています。結果がどう出るかは、誰にもわかりません。だからこそ、「イベントが終わってから」という先送りには、いつまでも終わりがないとも言えます。
不確実な時代だからこそ、日々の相場に左右されない安定した米ドル建ての資産形成が、海外在住の日本人にとって有効な選択肢のひとつになります。
「どんな商品があるのか」「自分の状況に合っているか」——まずは話を聞くだけでも構いません。無料のオンライン個別相談を随時受け付けています。
本記事は情報提供を目的としており、特定の金融商品への投資を勧誘するものではありません。



