香港の貯蓄型保険、実際いくら増えるの?資産形成のイメージをわかりやすく解説

はじめに

「香港の貯蓄型保険が資産形成に有効と聞いたけれど、実際どれくらい増えるの?」

こうした疑問をお持ちの方は多いと思います。「なんとなく良さそう」で終わってしまうより、具体的なイメージを持った上で検討していただきたい——そういう思いでこの記事を書きました。

本記事では、香港の主要保険会社が提供する貯蓄型保険の数字を参考に、解約返戻金の推移イメージをご紹介します。ただし、数字は商品・契約内容・運用状況によって異なります。将来を保証するものではなく、あくまで「感覚をつかむための目安」としてご覧ください。正確な個別シミュレーションは無料相談にてご提供しています。

まず前提を整理する

香港の貯蓄型保険には様々な商品がありますが、おおむね以下のような仕組みです。

  • 払込期間:2年払いまたは5年払いが一般的
  • 運用期間:払込完了後も長期にわたって継続
  • 通貨:米ドル建て
  • 解約返戻金:確定(保証)部分+非確定(非保証)部分の合計

「確定部分」は契約時点で保険会社が約束する最低ラインの金額。「非確定部分」は保険会社の運用実績に応じて上乗せされる部分です。この商品のリターンの大部分は非確定部分から生まれます。

今回は、より資金を早期に集中投入できる2年払いを例にご紹介します。

ケース① 毎年1万5,000ドルを2年間払い込む場合(総払込額:3万ドル)

40歳・男性・非喫煙者のイメージ例(標準シナリオ)

経過年数確定(保証)部分非保証込み合計返戻率(合計)実質年利(IRR)
2年後(払込完了時)ほぼなし約11,500約38%
5年後約9,000約25,900約86%約−3%
10年後約21,000約42,000約140%約3.6%
15年後約30,500約57,400約191%約4.6%
20年後約33,300約83,800約279%約5.4%
25年後約34,300約118,000約394%約5.8%
30年後約35,400約162,900約543%約5.9%

※金額単位:米ドル。非保証込みの実質利回りは年率約4~6%程度に相当します。

3つのシナリオで見る「幅」

保険会社は通常、運用環境が変化した場合に備えて複数のシナリオを開示しています。

経過年数悲観シナリオ標準シナリオ楽観シナリオ
10年後約33,400約42,000約47,700
20年後約61,700約83,800約109,700
30年後約101,500約162,900約247,700

※金額単位:米ドル。各シナリオは標準の想定利回りに対して、悲観は約▲1.8%、楽観は約+1.6%の変動を仮定したものです。

注目すべき点は、最も厳しい悲観シナリオでも30年後には元本(3万ドル)の約3.4倍を確保できるという点です。楽観シナリオでは同時期に約8.3倍。これがこの商品の長期運用の魅力です。

この数字をどう読むか

①払込完了直後は元本を大きく下回る

2年間で3万ドル払い込んだ直後の解約返戻金は約11,500ドル。元本の約38%に過ぎません。

これは長期保有を前提とした商品設計だからです。「すぐ解約したい」という方には絶対に向きません。逆に言えば、「20〜30年後の資産形成」と明確に割り切れる方にとっては、時間が経つほど有利に働く仕組みです。

②払込が2年で完了するメリット

2年払いの大きな特長は、払込期間が短いという点です。払込が完了してしまえば、その後は追加の出費なしに運用が続きます。

5年払いと比べると、払込完了後の「身軽さ」が違います。海外赴任期間が残り2年程度の方や、まとまった資金を早期に動かしたい方にとって、2年払いは特に選択肢として有力です。

③元本回復のペースが比較的早い

払込完了から3年後の5年目時点で約86%まで回復し、10年後には140%(元本の1.4倍)に達します。払込が早く終わる分、運用期間が長くなり、複利の恩恵を早くから受けられます。

④確定部分は「守り」、非確定部分が「成長の源泉」

確定(保証)部分は30年後でも35,400ドルと、元本3万ドルをわずかに上回る水準です。実質的な保証は「元本の維持」程度と理解しておく必要があります。

つまりこの商品は「元本保証の安全資産」ではなく、「長期運用によるリターンを狙う資産形成ツール」です。確定部分はあくまでもセーフティネット。メインのリターンは非保証部分の運用成果から生まれます。

円安効果も加わると?

香港の貯蓄型保険は米ドル建てのため、円安が進むと円換算での資産額がさらに膨らみます。

  • 契約時:1ドル=150円 → 3万ドル=450万円
  • 20年後:解約返戻金83,800ドル、為替が1ドル=160円
  • 円換算:83,800ドル×160円=約1,341万円

元の450万円が、運用益と円安効果を合わせて約3倍になる計算です。

もちろん円高になれば逆の効果もあります。ただし「すべての資産を日本円で持ち続けることのリスク」と天秤にかけたとき、資産の一部を米ドルで持つことには十分な合理性があります。

日本の預金と比べると

日本の銀行普通預金の金利は、2026年現在でも0.1〜0.2%程度。同じ3万ドル(約450万円)を30年間日本の銀行に預けた場合、利息はほぼゼロに近く、元本とほぼ変わらない金額が残るだけです。

同じ元本・同じ期間で、最終的な資産額に5倍以上の差が生まれる可能性があります。これが海外の貯蓄型保険に注目が集まる最大の理由です。

ただし、日本の銀行預金には元本保証という絶対的な安心感があります。「どちらが良いか」ではなく、「両方をどう組み合わせるか」という視点で考えることが重要です。

こんな方に向いている

  • 老後資金を20〜30年かけてじっくり積み上げたい方
  • 子どもの教育資金を長期で準備したい方
  • 日本円以外の通貨で資産を分散したい方
  • 払込を早期に終わらせ、あとは運用に任せたい方
  • 日々の相場に振り回されず自動的に運用を続けたい方

逆に、以下のような方には向いていない可能性があります。

  • 5〜10年以内に資金が必要になる可能性がある方
  • 短期の元本割れに強い抵抗感がある方
  • 為替リスクを一切取りたくない方

数字は「相談」で初めてリアルになる

本記事でご紹介した数字は40歳・男性・2年払い・年1万5,000ドルという特定の条件をもとにしたイメージです。実際のシミュレーションは年齢・払込金額・選ぶ商品・払込期間によって大きく変わります。

「自分の条件だといくらになるのか」という具体的な数字は、個別相談の中でご提示しています。数字を見てから判断していただければ大丈夫ですので、まずはお気軽にお問い合わせください。

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